有名店の味が自宅で味わえる! 進化した宅配代行サービス

▲「fine Dine」の顧客は現在富裕層が中心。有名店だけでなく地域の名店も名を連ねる。売り上げはここ数年で大幅に増加しているという。
2010年1月、人気料理店を対象とした宅配代行サービス「fine Dine」がテレビで取り上げられた。その翌日、営業開始から7時間途切れることなく、全国から本部への問い合わせ電話が続いたそうだ。REXが運営する「fine Dine」は、現在東京都内の白金、青山、赤坂、銀座に店舗展開。メニューブックを付近の数万世帯に無料で配布している。
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宅配できる料理は店舗により異なるが、とんかつの有名店「キムカツ」や焼き肉の人気店「炭火焼肉トラジ」、人気バーガー店「佐世保バーガー」をはじめ、店舗近隣の高級フレンチやイタリアンまでをカバー。しかも1店舗当たり20品以上宅配可能とメニューも豊富だ。「さまざまな料理を宅配できるのは、宅配寿司『銀のさら』で培ったデリバリーノウハウがあるからです」と語るのは、同社のファインダイン事業部部長の後藤氏。REXがこのような難易度の高いビジネスを成功へ導けたのは、各料理店のニーズを理解するとともに、料理を食べる人たちの満足度を常に意識してきたからこそ。「fine Dine」店舗には料理店の厨房(ちゅうぼう)の状況とデリバリースタッフの場所を把握するスタッフがいる。そうすることで、最適なタイミングで料理をピックアップし、それを素早く届けることが可能になる。さらに、料理の特徴に合わせて、さまざまな種類のプレートや箱を使い分けることで、料理の味をそのままデリバリーすることができる。「銀のさら」など同社の他業態のノウハウが生かされているのだ。
プレミア感のあるメニューブックで顧客と加盟店を集める

▲ファインダイン事業の拡大を推し進める後藤氏。メニューブックに掲載される写真撮影には、後藤氏自身が立ち合い、料理の魅力を最大限に引き出すよう工夫しているという。
宅配のノウハウに加えて、メニューブックへの徹底的なこだわりも「fine Dine」サービスの大きな特徴である。店舗ごとに1回数万部刷られているメニューブックは、「銀のさら」の顧客情報などを参考に、いわゆる富裕層世帯に届けられる。また、メニューブックに掲載する料理の写真や、売り上げるための効果的なレイアウトなども計算されつくしており、クオリティーは非常に高い。
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加盟する料理店にとって、メニューブックに掲載されることは大きな広告効果もあるというわけだ。そのため、広告料を支払って加入する人気店が増加している。顧客に対しては、人気料理店の料理を豊富なメニューの中から選べるというメリットに加え、メニューブックからしか注文できない特別メニューを設けるなどのプレミアを付加。こうして「fine Dine」は、人気料理店の配達代行サービスで確固たる地位を作り上げた。今後は東京での成功を足掛かりに全国展開を目指す。「目標は2010年内に10店舗展開。『fine Dine』への問い合わせは全国から寄せられているため、地方にも間違いなくニーズがあるでしょう」と後藤氏は力強く語ってくれた。



















