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“キャリア力”をつければ仕事はもっと楽しくなる!
「のだみ流・働(はた)(らく)論!」

第6回 「Will」の発見(前編)

  • 「Will」とは、働く上での「意志」「夢」「志」。
  • 「Canの棚卸」「Mustの縮小」で自由度創出。
  • これから「できるようになりたいこと」は何ですか?

これまで4週にわたって解説してきた幸せなキャリアを導く「Will」「Must 」「Can」のマネジメント。今回は、その最終段階であるSTEP3:「Will」の発見・前編です。ここでいう「Will」とは働く上での「意志」「夢」「志」であり、将来自分が本当になりたいもの、やりたいことを指します。

STEP1:「Canの棚卸」によってできることの選択肢が広がり、また、STEP2:「Mustの縮小」によって精神的余裕が大きくなったでしょうか?

本連載コラムの第2回で述べたように、キャリアを考える上で僕が一番重要だと考えるのは「Will」です。しかし「Will」の発見こそが一番困難であり、もしかしたら見つけられる人のほうが少ないのかもしれません。しかし、ぼんやり待っているだけでは「Will」はいつまでも見つかりませんから、せめて「Will」が見つかりやすい精神状態や環境を自分なりに整えておきましょうというわけです。そこで必要だったのが「Canの棚卸」と「Mustの縮小」による精神面・物質面での自由度の創出でした。

では、ここから「Will」を見つける具体的な方法論に入っていきます。さて、みなさんに質問です。

現在、あなたが勤務している会社で、「Will」は見つかりそうですか?

自分の「Can」を、その職場で発揮し切れましたか?

答えがYESであれば、転職活動を始めてもいいと思います。NOであれば、今の職場でもう少し頑張ってみたほうがいいのではないでしょうか。まず、携わっている仕事の延長線上に「Will」がありそうかどうかをチェックしてみましょう。

続いては、「Will」を見つける情報選択のコツです。求人情報を検討する際に「Can=職種」、「Must=労働条件」と考えてみてください。「Canの棚卸」と「Mustの縮小」によって、自分には困難だと思っていた仕事も選択肢として加わっているはずです。

その中から「Like(好き)」が含まれている職種を考えます。なぜなら、今あなたが今できることよりも、できるようになりたいことを前提に仕事選びをするべきだと思うから。好きなことであれば、より頑張ることができますからね。おそらくここに「Will」の芽があるのだと思います。

ただ、「好きなだけでは面接に受からない」と考える方もいるでしょう。しかし「Canの棚卸」を経て見つけた職種ですから、職種そのものの経験はなくても、相手にアピールする材料は自分の中でイメージできるはず。転職活動は「Will」に近づくチャンスともいえます。ぜひ強くアピールして最初の壁を乗り越えていただきたいと思います。

次週は、『幸せなキャリアを導く「Will」「Must 」「Can」のマネジメント』の最重要ポイント、「Will」を発見する方法と、その考え方を解説していきます。

●Profile

野田 稔 (Minoru NODA)

多摩大学経営情報学部教授/(株)リクルート フェロー。

1981年、野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤める。経営コンサルティング一部長を経て、現職。 また、(株)アミューズに所属し、テレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。著書に 『やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義』(青春出版社)、『コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則』(PHP研究所)など多数。多くの企業、組織から研修講師などを務め、年間平均200本ものセッションをこなす人気コンサルタント。日本全国を飛び回る日々は続く。

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