三井物産にどうやったらはいれるのか?「人気企業の入り方」特集-MSN転職・アルバイト-
三井物産株式会社
創業以来「自由闊達(かったつ)」な企業文化の下で「挑戦と創造」を続けてきた、総合商社の草分け三井物産。2006年には創業130年を迎え、「良い仕事」というキーワードを提示。さらなる価値創造を実現している。
中途採用データ
- ■必要なキャリア・スキル:
業界・職種経験不問、4大卒以上、TOEIC730点以上 - ■年齢で見る採用実績:
35歳くらいまで(実績) - ■採用のプロセス:
書類選考・筆記試験・面接(4回) - ■採用窓口:
ホームページを中心に新聞、情報誌に掲載
職務経験や業界は問わない。
問うのは「潜在能力をどう開花させたいか、価値創造に挑戦できるか」ということ。
当社へ中途入社されている方の出身業界は実にさまざまで、法曹界、金融、メーカー、商社、マスコミ、サービス業などから多様な人材が毎年30〜40名程度新たに仲間に加わっています。年齢層も実に幅広く20代半ばから40代まで、国籍もさまざまです。われわれが重視しているのはこれまでの職務経歴や業界経験ではなく、グローバル総合力企業を標榜(ひょうぼう)する当社の中で自律的に新しい価値創造に挑戦してくれる人材かどうかです。その挑戦に必要な潜在エネルギーと真っすぐで強靭(きょうじん)な精神力を持っているか。会社を強くするために働くのではなく、一人ひとりが三井物産という舞台でその潜在能力を開花させ、イノベーションを世に送り出してくれるような人に仲間になってほしいと考えています。この思いに共感できる方には、ぜひ当社の中途採用にチャレンジしていただきたいと思います。
やりたいことがたまたま三井物産にあっただけ。
面接では思いを素直に語った。
年に数回、一斉に行われる三井物産のキャリア採用。毎年約1500名のエントリーから30名程度、その門をくぐる。新卒に至っては実に9000名が三井物産の筆記試験を受け、135名を採用(07年)。一体どのように選考が行われ、200名中3名を選び出すのか。昨年9月に中途で入社した長谷川氏は言う。
「面接ではやりたいことを素直に話しただけです。それを実現できる場所を探した結果、あたったのが、たまたま(三井)物産のメディア事業部だったのです」
長谷川氏はテレビ局で10年間アナウンサーを経験。同業他局がM&Aを仕掛けられた際に、新興企業のビジネスに寄った意識と旧来メディアのクリエイティブに寄った意識との大きな乖離(かいり)を痛感した。このクリエイティブとビジネスの溝を埋めメディア業界の前向きな進化に貢献したいという思いを胸にMBA留学。面接ではその思いを語った。
MBAは会社に貢献する素地にはなっているが、就職に有利に働くとは思わない。
同社では近い距離で社員が話す「マイクを使わないキャリアガイダンス」を実施している。08年新卒採用では、約600人を面接員に投入した。すべては、しっかり人を見るためだ。面接で「こう会社に貢献できる」と語れる人は仲間として心強い、と人事担当は言う。長谷川氏の場合、4度ある面接で「自分は制作現場の気持ちを知っている。新規参入の厳しい内向きなTV業界とも意思疎通を図り、新しいビジネスを創造できる」と語った。しかし、実際その裏ではMBAというブランドの存在も大きかったのではないか。
「前職を辞めたとき、自分にビジネスの知識は全くなかった。ビハインドを埋めようとMBA留学を決意したんです。就職に有利に働くとは思いませんが、会社に貢献する上で素地となっていることは間違いないですね」
商社は今や事業投資型。MBAの知識はそこで事業を行う上での基盤となっているという。とはいえ長谷川氏の場合、三井物産に入るためにMBAを志したのかといえば、また違う。あくまで思いを実現するために必要だったのだ。では、同社に合う人柄などはあるのか。
「入社して驚いたのは、想像以上に一癖ある人が多いこと。5年目の社員から40代の人まで、みんなオーナーシップを持って仕事しているんですね。映像制作からBSテレビ局から広告まで“振り返れば全部ある”のがメディア事業部。縦割りではイノベーションは生まれません。生意気なくらいの方が、活躍できると思いますよ」
どうやら、三井物産に入社するために必要なのは決まった経験やスキルではなさそうだ。長谷川氏のように「自分のやりたいこと」が先にあり、かつ会社に貢献できるか。15兆円以上の売上高を誇る「人の三井」はフィールドも懐もとにかく広い。







