職場に涙があふれる理由 職場で流れる「涙」とは? 泣ける職場事情-MSN転職・アルバイト-
個人的な感情を交えず、能率的に取り組むべき職場での業務。 そんな場所で流れる「涙」とはいったい何だろうか? その謎を徹底究明!
涙には2つの種類がある。
眼球の表面に潤いを与えたり、ゴミなどの有害物を排除するために出す涙を「基礎分泌」、感情によって出る涙を「反射性分泌」と呼ぶ。
意外かもしれないが、うれしい・悲しい・つらい・感動したときに流す涙の成分は、どれも同じなのである。
血液が、体外に排出されるまでに色素がろ過されて、無色透明になったものが涙の正体。
人間の体は、過度のストレスを感じた場合、血中にストレス物質が発生するといわれていて、
反射性分泌によって出る涙は、このストレス物質を排出するためだと考えられているのだ。
涙は「自律神経」の働きによってコントロールされている。
緊張や興奮状態では「交感神経」、また、リラックス状態では「副交感神経」が機能していて、「交感神経」優位から「副交感神経」優位に切り替わったときに涙が出る仕組みになっている。
上司に呼ばれて厳しく怒られた後、席に戻ると同僚から励ましの言葉を掛けられた。
その瞬間にジワッと涙が・・・そんな経験はないだろうか?
つまり、「泣く」ことは、ストレスから解放しリラックス状態をつくるために必要な行為と言えるのだ。
バブル経済崩壊後、企業が長期的な雇用関係を求めなくなった結果、人と職場のつながりは希薄になっている。
ビジネスライクと言うと、淡白な職場環境を想像するかもしれないが、実は、こうした成果主義こそが人間関係の悪化を招いているのだ。
世の中にいやしを求める人が増えているのも、その反動と言える。
職場には泣かされる人だけでなく、泣きたい人も多く存在するのである。
5年ごとに厚生労働省が実施する「労働者健康状態調査」によると、ストレスを感じる労働者の割合は、1982年の50.6%から、2002年には61.5%と上昇傾向にある。
先の見えない不景気や、産業の多様化に伴って、私たちを取り巻くストレスは、今後も増加が予想されている。
そんなストレス社会を生き抜くためには、もっとたくさんの涙を流す必要がありそうだ。
前回、2002年に行った「労働者健康状態調査」によると、ストレスの原因として、「職場の人間関係」が35.1%と最も多い。
その背景には、コミュニケーション力の低下がある。
円滑なコミュニケーションには、言葉を「聞く」だけでなく、表情や口調から、感情・思考を推測するスキルが求められる。
つまり、「空気を読む」ことが大切なのである。
空気の読めない社会人の増加とともに、「泣ける職場」がますます増えていきそうだ。









