クオンツ・アクチュアリー 20代で年収800万円のリアルストーリー
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数学的手法を活用して、市場の分析、投資戦略や金融商品の開発を行う専門家がクオンツ(クオンツ・アナリスト)である。Quantitative(定量的)を意味する言葉から派生した言葉であり、本来は定量分析による運用を意味するのだが、一般的にはコンピュータによるシステム運用のことを指す。人間の判断によって投資判断を行う運用に対し、データや理論を基にルール化したのが『クオンツ運用』である。株価の変動要因を10〜20項目程度設定し、過去のデータを基に銘柄の動きを分析しながら、今後値上がりしそうな銘柄を選定していく。
クオンツになるためには、統計学やデリバティブ理論とポートフォリオ理論などの金融工学を学んでおく必要がある。銀行、生命保険会社、証券会社、投資信託会社などのクオンツ運用部門や商品開発部門に配属される。理系職種のイメージがあるクオンツだが、文系でも数学的素養があれば、必要な金融工学を身につけることが可能だ。また、証券アナリスト資格保有者は、その知識を生かすことはできるが、何より経験がものをいう分野であるため、必ずしも転職に有利というわけではないようだ。
クオンツ・アナリストは、未経験でも年収600万円以上を提示される高所得職種の一つ。さらに経験を積みクオンツ・ストラテジスト(戦略家)としてキャリアアップしていけば、2500万円以上の年収を手にすることもできる。
確率論、統計学などを用い、事故や災害が発生する可能性を予測して生命保険や損害保険の保険料や年金の掛け金を算出する、保険会社のキーパーソンともいえる存在である。保険会社の安全な準備金の確認や、信託銀行のリスク分析を行い、経営計画の策定をサポートするといった重責を担っている。
アクチュアリーになるためには、日本アクチュアリー会正会員として社団法人日本アクチュアリー会の認定を受けなければならない。平均合格率は20%程度しかなく、理系資格の中でも難関試験だ。取得には、最低でも2年以上が必要で、一般的には約8年間かかるといわれている。





